  | 
      鳴島 
       
      「お、マスター!!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「綾香君。 
       
      おはよう」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「おはようございますぅ♪ 
       
      によによ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「……によによって何? 
       
      気持ち悪いんだけど……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「気持ち悪いとは何ですかぁ…… 
       
      ただの含み笑いですぅ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「自分から含み笑いって言うかね、普通」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「そこは別に良いじゃないですかぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「で、朝から非常に気持ち悪いと思ったけど、 
       
      何を含んで笑っていたのかね?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「私は気持ち悪くないもん」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「私はってのが、少し引っかかるが、 
       
      まあ何を含んでいたのか聞こうではないか?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「うーんとぉ…………」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そもそも、私の顔を見て含み笑いってのが 
       
      非常に引っかかってはいるのだがね」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「いやぁ………… 
       
      マスターは変態だって 
       
      ついに取引先の人にも認めてもらえたんだなと」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「だから、私は変態じゃない!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「いやいや、私ではなくて 
       
      取引先という第三者に認められた時点で 
       
      マスターは立派な変態だったんだなと♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「だから違うと言っているではないか。 
       
      人の話が聞けないのかね、 
       
      このネジが一本外れたバカ娘は…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「むかっ!! 
       
      私、バカじゃないもん!!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「人の話を聞けないヤツのことを 
       
      バカっていうんだよ…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「マスターこそ、 
       
      普段自分の事を好青年と言っているくせに、 
       
      外部の人にも変態扱いされているじゃないですかぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「彼らが勝手に言っているだけではないか!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「火の無いところに煙は立たないと言いますがぁ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「だとしたらその火種は間違いなく 
       
      誰かによる放火だね。 
       
      私が付けた火ではないわ」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「頑固ですねぇ………… 
       
      いい加減認めればいいのにぃ。 
       
      ご自分が変態であると」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「変態ではないと言っているだろうが。 
       
      しつこいねえ、君も」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「しつこい油汚れ並みに頑固ですねぇ、マスターも」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「今日の記事をよく読んだかね? 
       
      私の事を変態と言っているようだけど、 
       
      『光一君は変態ではないと認めるよ』 
       
      って発言もしているからね、相手さん」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「あー、チッ……そうでしたっけぇ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「舌打ちかね!? 
       
      ったく………… 
       
      自分に都合の良いところだけ持ってきて……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「その方が面白いのに………… 
       
      つまらないのぉ…………」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「つまらないって…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「マスターはおとなしく変態でいればいいんですよぉ。 
       
      変態キャラの方が面白いんですから。 
       
      変態じゃないマスターなんて、 
       
      大根の入っていないおでんと同じですよぉ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「何だね、それは!?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「こうやってマスターを全国ネットでも 
       
      変態扱いしておけばぁ、 
       
      オフ会で初めて会う人達も安心するじゃないですかぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「どういう方向の安心性だね!! 
       
      そうやって勝手に私の実像と違うイメージを 
       
      みんながみんなで作るものだから………… 
       
      現実でもネットでも変態扱いされるように……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「実際のところ、 
       
      変態の片りんが見えるからそう扱われるんじゃ……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そんな片りんもオーラも一切ありません。 
       
      誠実に仕事をし、不器用ながらもプライベートを過ごす 
       
      ごく普通の青年ですよ、私は!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ふぅーん…………」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「ふぅーん……じゃないよ!! 
       
      そこを流すな!! 
       
      君こそ、自分が天然ボケ娘のくせに!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「私は普通だもん!!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「どこが普通かね!! 
       
      未だにうっかり会計は間違えるは、 
       
      仕事を任せれば食器はガンガン割るし、 
       
      お客からのオーダーはミスばかりだし……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「だってぇ………… 
       
      どこまで計算したかうっかり分からなくなるしぃ、 
       
      お皿やコップは勝手に滑って落ちるしぃ…… 
       
      お客さんのオーダー覚えきれないしぃ……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「自覚がある程度ある分、 
       
      滅茶苦茶タチの悪い天然じゃないかね!! 
       
      しかもその話し方!! 
       
      『〜ですぅ』とかの間延び言葉…… 
       
      これこそまさに天然ではないのかね!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「私は天然ボケじゃないですもん。 
       
      マスターが勝手にそのイメージ作っているだけですよぉ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「仮に君の天然ボケイメージを私が作っているとすれば、 
       
      同じような理屈で、私が変態であるというイメージは、 
       
      それこそ君が勝手に作っているだけではないかね?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「マスターは変態ですよぉ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「だから、私は変態じゃないって言っているだろ!! 
       
      君は天然ボケ娘だけど」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「私は天然ボケ娘じゃありません!!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「どう考えても天然ボケ娘でしょうが!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「むかぁぁぁぁ!! 
       
      天然じゃないもん、普通だもん!!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「20歳を超えて、その言動が…… 
       
      十分天然……いや、電波娘だと思うのだけど?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「むぎゅぃぅぅぅぅ!!」 | 
    
    
       
       
       
       
       
      ε=ε=(/°ロ°)/ε=ε=┏( ゚Д゚)┛ 
      天然だろうが〜!! 
       
       
       
       
      ε=ε=ε=(/°ロ°)/ε=┏( ;゚Д゚)┛ 
      いや…………!! 
       
       
       
       
      ε=ε=ε=ε=(/°ロ°)/┏(゜ロ゜;)┛ 
      ただの危ないむす……!? 
       
       
       
       
      ε=ε=ε=ε=(」゜ロ゜)」゜;)┛ 
       
       
       
       
       
        
       
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