  | 
      鳴島 
       
      「うわっ………… 
       
      これまた強烈ですねぇ……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「だろ?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「パンフレットの紹介文は、 
       
      センスが80年代でしたがぁ…… 
       
      この看板のセンスはぁ……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「なんというか………… 
       
      例えばその看板から一部切ってくると」 | 
    
    
       
       
       
       
       
        
       
      family? 
      (家族?) 
       
       
       
       
       
       | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「これってまさに…………」 | 
    
    
       
       
       
       
       
        
       
        
       
      もちろん、ファミリーさ♪ 
       
       
       
       
       
       | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「私の好きな人は、 
       
      『北朝鮮の絵』みたい…… 
       
      と言ったが、 
       
      戦前の古い絵みたいな感じだよね」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「まあ、 
       
      これはこれで 
       
      味があって面白いのでは?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「面白い……といえばそうだが、 
       
      私の地元が 
       
      まったくセンスが現代的でない! 
       
      というのと、同義だよ、それ?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「まあ………… 
       
      微妙なセンスですよねぇ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そこは認めざるを得ないが……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「まあ………… 
       
      マスターみたいな人物が 
       
      成長してきた地域ですし♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「綾香君。 
       
      それは失礼ではないかね?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「およ? 失礼? 
       
      それはどちらにですかぁ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「どちらだって?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ですからぁ………… 
       
      マスターに対して失礼なのかぁ? 
       
      地元に対して失礼なのかぁ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そ、それは…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「おやおやぁ? 
       
      どうしましたかぁ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「わ、私に対して失礼ではないか! 
       
      文脈からすると、 
       
      『マスターって微妙なキャラ』 
       
      って言ってるのと同じだぞ!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「あれぇ? 
       
      じゃあ、 
       
      地元に対しては失礼ではないと?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「う…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「自分が育ってきた地域なのに、 
       
      マスターもヒドイこと言いますねぇ。 
       
      『私の地元は微妙でダメダメ!』 
       
      って言ってるわけですかぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「私がいつそんな事を言ったかね?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「文脈上、 
       
      言ったのと同じですよう」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「むぅぅぅ………… 
       
      変な理屈をこねおって……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「変じゃないですもん♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「まあ……いいや」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「およ? 
       
      自分の過ちを認めましたぁ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「認めてない! 
       
      変な議論をぶり返すなら、 
       
      時給下げるよ?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「……………………!?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「やれやれ、 
       
      やっと静かになった」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「雇い主だからって、 
       
      時給持ち出すのはズルイですぅ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「シャ〜ラップ!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「職権乱用ですよう。 
       
      こんなか弱い女の子いじめて、 
       
      本当にヒドイ経営者ですねぇ……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「コラ! 
       
      私のイメージダウンを狙うな!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「はいはいですぅ〜」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「返事は1回!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「は〜い」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「コホン……とまあ、 
       
      地域のセンスって結構面白い 
       
      というのを、 
       
      前回からお伝えしてきたが、 
       
      実はまだもう一つある」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ほほぉ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「今日の私の日記同様、 
       
      これも看板ネタだが…… 
       
      これは全国的にあるかもしれんぞ?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「へぇ〜」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「湖や河川の近くって、 
       
      『あぶない!』 
       
      って看板あるだろ? 
       
      あれって実は結構微妙なんだよ」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ほほぉ………… 
       
      確かに河川敷の注意看板なら、 
       
      全国的にありますよねぇ…… 
       
      で、それが微妙?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「見れば分かる。 
       
      じゃ〜ん!!」 | 
    
    
       
       
       
       
       
        
       
       
       
       
       
       | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「見れば見るほど、 
       
      何故だか笑いがこみあげない?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「……看板のセンス…… 
       
      としては確かに微妙ですねぇ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「まず、 
       
      『こんな亀いないだろ?』 
       
      とか………… 
       
      『人も構造的におかしいよな?』 
       
      などなど…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ていうか、 
       
      誰がこんな看板のデザイン 
       
      しているんですかねぇ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「河川敷などの注意看板…… 
       
      全国区で探してみたら、 
       
      かなり面白いのではないかね?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「それで、 
       
      『全国看板面白選手権!』 
       
      とか良いかもですねぇ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「それイイよ!! 
       
      すごくイイ〜!! 
       
      全国の面白い看板募集してみるか?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「お、良いですねぇ♪」 | 
    
    
       
      ※投稿ネタ緊急募集開始♪ 
       
       というわけで、全国区で募集します!! 
       みなさんの周りに、 
       
       『面白い看板』 
       『面白い宣伝文句』 
       
       などありませんか? 
       あれば、画像と説明を添えて、 
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