| 「日記ジャック中(2日目)」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「…………。 
             
            また日記ジャックですか、 
             
            あーそうですか……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「あー、マスター。 
             
            すねないすねない♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「誰のせいかね?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「誰のせいでしょう?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「あー、もういいよ。 
             
            でだ……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「人様のサイトを斬る 
             
            って企画を……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「はいはい。 
             
            やればいんでしょ? 
             
            やれば!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「なんだか反抗期ですねぇ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「私はやる気もないのに、 
             
            君のせいで、 
             
            『誰かのサイトを斬っちゃう』 
             
            なんてわけのわからないことを……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「もう!! 
             
            やるって決めたんですから、 
             
            やればいいのですぅ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「はいはい。 
             
            やるよ、やりますよ…… 
             
            たく、渡欧準備で忙しいのに……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「何か言いましたかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いーえ、別にぃ♪」 | 
          
          
             
            ファースト「他サイト斬り!!」(サイト2周年企画) 
            一番手=「ちりとりの中身」管理人:ヒョッシー 
             
             | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「……めさくさ普通の日記であるが?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そうですねえ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「普通だ…… 
             
            斬るってサイトは、 
             
            『下ネタ・自虐』 
             
            などの 
             
            『痛いサイト』ではないか?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そうですねえ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「よって、 
             
            斬る所はなし!! 
             
            終わり♪」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「真面目にやりなさい!! 
             
            ……ですぅ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「だって、 
             
            斬るところないんだもん。 
             
            斬れないじゃん?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……………………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「……………………」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……刺すよ?……ですぅ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「……………………わかりました」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「じゃあ、 
             
            早速斬っちゃいましょう♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そうだねえ…… 
             
            しかし…… 
             
            普通に真面目な日記だよねえ?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「でも、 
             
            日記ってそういうものですよね? 
             
            マスターが変なんですぅ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いや、 
             
            せっかく人に見てもらうのに、 
             
            サイトを弾けさせないでどうする?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「はあ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「でもね、 
             
            こうして真面目な日記書いていても、 
             
            ヒョッシーさんも本心では弾けたいのさ。 
             
            本当は変態なんだよ」 
             | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……変態さん?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そうさ。 
             
            真面目な日記は仮面だよ。 
             
            その仮面の裏では、 
             
            いつも君の巨乳を想像し、 
             
            脳内CGで犯しているように……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ふにゃっ!?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「まあ………… 
             
            それは私だけど、 
             
            ヒョッシーさんは変態だよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「え? 
             
            なんでですかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「よーく考えてみろ? 
             
            この 
             
            『サイトを斬っちゃいます企画』 
             
            はだなあ、 
             
            『私がメールを送ったサイトを斬る』 
             
            そういう企画なのだぞ?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そうですねえ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ところがヒョッシーさんはなあ、 
             
            『僕のサイトを斬って下さい!!』 
             
            『お願いします』 
             
            なんてメールを、 
             
            自分から打ってきた」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「え?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そこで私が、 
             
            『いいの? それはマゾですよ?』 
             
            ってメール返したら……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「返したらぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「『マゾでいいです!!』 
             
            『斬って下さい!!』 
             
            はあはあ…… 
             
            なんてメールを返してきたんだ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「!?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「表面は真面目な日記書いているけど、 
             
            とんだド変態だよ、彼は……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「あんなに…… 
             
            マスターとは 
             
            180度逆のサイトなのに……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ふん。それだけじゃあない」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ふえ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「日記は一見真面目だが、 
             
            ちゃんと読めば、 
             
            これまた 
             
            『ああ、ボクも変態シチャウウゥゥ!!』 
             
            ってのが溢れてるぞ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「え? 
             
            例えばぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「例えば3月4日の日記だ。 
             
            ここでは、 
             
            自分が失敗したときのことが書いてある」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ああ。 
             
            ミスして凹んだ記事ですね」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「でも、よく見たまえ!! 
             
            『ご主人様。 
             
            そんなに気を落とさないで下さい。 
             
            私がついているじゃないですか』 
             
            そんなダイアログがPCで出たら…… 
             
            失敗したらメイドさんに慰めて欲しい…… 
             
            そんな欲望を放出している……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「え? 
             
            でもでも!! 
             
            人に慰めてもらいたいだけじゃあ…… 
             
            まあ、 
             
            『ご主人様』 
             
            ってあたりでビョーキだと思いますけどぉ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「しかもだぞ、 
             
            その前日の3月3日にはなあ…… 
             
            『18歳未満は見れないHPにしてやる』 
             
            なんて書いている…… 
             
            しかも随所に、 
             
            『ポニテはあはあ!!』 
             
            『綺麗な足ハアハア!!』 
             
            ……こいつ、虞犯で逮捕すべきだぞ?」 
            (※虞犯(ぐはん):20歳未満の少年で、犯罪を犯す可能性のある者) | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……うー、虞犯ですかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ああ。まだ中学生らしいからな。 
             
            怪しい事をしている 
             
            もしくは考えているということで、 
             
            虞犯で捕まえるべきだ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そこまでしなくても……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いいや、日本の治安のためにもだ。 
             
            だってなあ、 
             
            1月25日の日記を見ろ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「1月25日?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そこには、 
             
            『私はポニテの女性を2人見たのである』 
             
            とある。 
             
            これはまあ、許せるかな?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「まあ、見ただけですしね」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「綾香君。 
             
            質問をするが、 
             
            君はもし、だ…… 
             
            知らない男に、 
             
            しかもどこかに隠れながら、 
             
            『ああ、あの姉ちゃんいい乳だ』 
             
            って視姦されてだ…… 
             
            夜中、 
             
            それをズリネタに使われたらどうするね? 
             
            もちろん、君の知らないところで……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「き、気持ち悪い!! 
             
            い、イヤですよぉ!!」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「それが普通の人間の気持ちだ。 
             
            しかし、彼はだねえ…… 
             
            『もちろんこっそりと視姦する事も忘れずにだ』 
             
            なんて書いている…… 
             
            そして自宅でニヤニヤしているのだよ?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「う〜…………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「マゾで、 
             
            妄想癖で、 
             
            女性を街中で 
             
            『ストーキング&視姦!』 
             
            ……真面目な日記を書いているのに、 
             
            端々にそのような表現が見られる。 
             
            しかも、こっそりとだ……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……………………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「痛い……中学生…… 
             
            いや、中学『性』ではないかね? 
             
            というか、 
             
            真面目ぶって、 
             
            実は欲望を隠す…… 
             
            ムッツリすけべだね……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「う、うーん………… 
             
            確かに……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「青少年犯罪の大半は、 
             
            『あの子は良い子だったのに』 
             
            『真面目な生徒でした』 
             
            ってのが大半ではないか? 
             
            まるで、普段の真面目な日記を書く 
             
            ヒョッシー氏のようだ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「まあ、そうですねぇ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「だからこそ、 
             
            私は被告であるヒョッシー氏 
             
            ……彼を責める気にはならんよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「それはどーいう?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いや、 
             
            中学生といえば、 
             
            オ○ニーとか諸々はじめる時期だろ? 
             
            そういった 
             
            人間の本能に目覚める時期だ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「まあ……中高生の部屋には、 
             
            必ずH本があるらしいですし……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そのような欲望をためすぎると、 
             
            人間いつかはキレて、 
             
            犯罪に及ぶかもしれん……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「うーん…………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「だから………… 
             
            彼が街中で、 
             
            ポニテ美人をストークプレイし、 
             
            メイドさんの脳内妄想していて、 
             
            すっごいムッツリでも、 
             
            私は良いと考えてあげることにした」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そ、そーですかぁ? 
             
            私は気持ち悪くてイヤですぅ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「彼が 
             
            『わ、私を斬って下さい!! 
             
            じゃ、じゃないとダメなんです!! 
             
            わ、私を天に召されるくらいに、 
             
            メチャメチャにしちゃってー!!』 
             
            って言ってくる人間でも…… 
             
            まあ、そういうM嗜好で 
             
            自分の欲求不満を解消しているのだろ?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「…………やっぱり…… 
             
            あんまりお近づきになりたくないですぅ……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「…………まあ、それはいいとしてだ。 
             
            私は許せないことがある!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ん? 
             
            なんですかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「3月6日の日記を見たまえ!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ほえ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「私がちょうど…… 
             
            これ書いている休憩中にだよ? 
             
            カレー食べようとしたんだよ!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「それがどうしましたかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「だのに、 
             
            この…… 
             
            『マゾ・ムッツリ・ストークマン』は、 
             
            『トイレで大きい物をした』 
             
            『紙が無いという危機に直面した』 
             
            なんて書いてたのだよ!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「うわ…………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「おかげで、 
             
            私が作ったカレーは台無しだ!! 
             
            何がトイレで大きいものだ!! 
             
            紙ぐらい確認したまえ!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「はは…… 
             
            そうかもですねぇ……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「『マゾ・ムッツリ・ストークマン』 
             
            の次は、 
             
            『うっかりん子ちゃん』 
             
            かってーの?(ぺっ) 
             
            がー、私のカレー返せぇ!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ま、マスター落ち着いて……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「そうだね…… 
             
            じゃあ、 
             
            ヒョッシー氏が何者なのか? 
             
            それだけ書いて、 
             
            一回目は終了だ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「はーい♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「『マゾ・ムッツリ・ストークマン』 
             
            の『中学性』 
             
            そして、『うっかりん子ちゃん』 
             
            日記がいくら真面目に書いてあっても、 
             
            端々に『むっつりスケベ』 
             
            が見え隠れしている君は、 
             
            変態です!! 
             
            むしろ、 
             
            有罪です!! 以上!!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ということらしいですよ? 
             
            ヒョッシーさん♪ 
             
            この際吹っ切れて、 
             
            変態さんになるのも良いかもですぅ♪ 
             
            ……そしたら、私は近づかないけど……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「…………………… 
             
            綾香君、 
             
            君って結構ヒドイ娘なのだね……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「は〜い♪ 
             
            マスターは、 
             
            次の 
             
            ド変態さんを、 
             
            さっさと斬ってくださいねぇ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「………… 
             
            私を盾に、 
             
            人様を攻撃するのかね?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ほらほらぁ♪ 
             
            さっさと、 
             
            変態さんを見つけてくる♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「………… 
             
            私はとんでもない爆弾を 
             
            抱えてしまったのだろうか?」 | 
          
          
             
            ファースト「他サイト斬り!!」 
            一番手=「ちりとりの中身」管理人:ヒョッシー 
            終了♪ 
            結論=「マゾ・ムッツリ・ストークマン・うっかりん子ちゃん」 
            次は誰を斬ろうかなあ…… 
             
             |