イタリア食堂『Pieno(ピエーノ)』外観 (店名)イタリア食堂Pieno(ピエーノ)

(ジャンル)イタリアン

(住所)茨城県土浦市中央2−10−11 江橋ビル1F

地図<ピエーノ>     画像<ピエーノ>
<営業時間>
(※ランチタイム)
11:30AM〜
2:30PM
(※ディナータイム)
5:30PM〜
11:00PM
(※L.O.)10:00PM


定休日
月曜



席数
総計:約30席
カウンター:6席
テーブル:16席
座敷:4席



駐車場
店の脇に
5台程度
(専用駐車場は2台?)

初回調査記事<2008年8/30>     追跡調査記事<2009年5/31>

※2009年12/14の書き込みにて…………
  お気にいりだったピエーノが閉店してました。(By.とむさん)
※とむさんは12/12(土)に行かれたらしく、私も実は同日に店を訪れています。
※その際、改装をしているようで店が閉店か移転かが不明です。
※Pienoのその後、詳細が分かる方がいれば情報をお願いします(2009年12/18段階)

※2010年5/18、ころすきんさんより口コミをいただきました。
  『和華蘭蔵?(わからんぞう)』という、創作料理のお店になったようです。
  経営者はもちろん違う方ですが、店の内装はピエーノのまま引き継いでいるそうです。

(特色)レトロなアンティーク風の店! 毎日メニューを変えて頑張るイタリアン!
<オススメ目安表=最良☆5つ ☆3つは標準的 最低☆1つ>
店の雰囲気 ☆☆☆☆☆ カップル・夫婦で来店 ☆☆☆☆☆
女性のみで来店 ☆☆☆☆☆ 子供連れで来店 ☆☆
男性のみで来店 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
値段 ☆☆☆☆ 入店の気楽さ ☆☆☆
バリアフリー状況 ※店の入口に段差あり! また、店内奥へ1段。トイレへも若干段差


<日記風味調査記事>



 この日、茨城へやってきた彼女と土浦市のイタリア料理店へ行ってきた。
 名前は『イタリア食堂Pieno(ピエーノ)』という。

 実はこの店がある場所は、
つくば市へ移転した『ファロ』がかつて土浦市にあった際に店舗を構えていた場所である。


 アクセス方法は非常に簡単だが、メイン通りの1本裏手にあるため、うっかりすると見落としがちである。
 
まず、土浦警察署南の「亀城公園北」交差点までやってくる。それを、土浦駅方面へ折れる。そのまま直進すること、約300メートル。左手側に『関東銀行』をのぞむ5差路へ出る。その5差路を、『関東銀行』に沿って細路地に入っていけば、路地に入ってすぐ右手側に『ピエーノ』がある。


 店の外観・内装ともに、以前のファロの店舗をそのまま流用している。
 そのため、非常にアンティークかつレトロ調漂う、雰囲気のある店である。



 大きなアンティーク風の木製ドアを開けると、中は奥行きのある店内。
 
床は板張りで、窓際の席は大きな窓が明るい雰囲気。
 奥の席へ行くほどに、レンガで組み上げ、重厚な板張りをせり出させたカウンターテーブルが目を引く。店の一番奥には座敷席もあり、ゆったりとくつろぐことができる店内
だ。
 天井のすだれや、漆喰の壁、長く使われてきた趣のある柱等が、懐かしさを漂わせる。
 
いかにもクラシカルで土浦市内では他にないような独特の雰囲気を漂わせており、年配の方にはたまらない雰囲気ではないだろうか。
 また、若い女性客も多く、
優雅で落ち着いた雰囲気の店内は、老若男女問わず、惹き付けるものがあるようだ。クラシカルな雰囲気にも関わらず、ぬくもりある店は、気楽に訪れることができる。店の外に置いてあるメニュー表は、訪れる人にとって値段等を知ることもでき、安心できる。
 
この1週間後にはディナーへやってきたが、ランチよりもディナーの方がお客が多く入っているようだった。


 さて、では以下にメニューを紹介する。


▼以下、ランチタイムメニュー(8/30付):11:30AM〜2:30PM
▼パスタランチ(※いずれも、自家製パン・サラダ or スープ付)
「たこ・いか・海老のトマトソース」(1120円)
「豚バラ肉と夏野菜のペペロンチーノ」(1080円)
「手長海老とアスパラのバジルクリーム」(1380円)
「ブロッコリーと生ハムのゴルゴンゾーラソース」(1200円)
「あぶりかつをの冷製Pasta(※夏季限定)」(1160円)
▼土日・祝日限定PienoLunch(※自家製パン、ドリンク付):1880円
「本日の前菜」:スモークサーモンのマリネ
「本日のパスタ」:茄子のボロネーゼ or サーモンのクリームソース
「本日のメイン」:つくば美豚ロースのグリル or 真鯛のオリーブオイル焼き

※ドルチェ追加で1980円
▼ランチドリンク
(100円)
「コーヒー(アイス or ホット)」、「紅茶(アイス or ホット)」、「オレンジ」、「アップル」
「グレープフルーツ」、「ウーロン茶」
(200円)
「エスプレッソ」、「カプチーノ(アイス or ホット)」
(450円)
「シチリア産ブラットオレンジ」

「グラスビール」(370円)、「グラスワイン」(400円)
▼アラカルト
「たこのガーリックいため」(780円)、「美味しいトマトのカプレーゼ」(580円)
「イベリコ豚のサラミ」(780円)、「豪州産 牛ヒレステーキ」(100g 1580円)
▼ドルチェ
「クリームブリュレ」(バニラジェラート付):300円
※各種パーティーなど可能


 昼の平均的な予算は、1200円程度。
 ちなみに、夜にディナーも食べに行ったので、ディナーについてはそちらを参考にしていただきたい



 この店で一番感心したことはメニューに関してである。
 メニューには「何月何日のランチ」とか、「何月何日のディナー」とプリントされている。
 つまり、同じメニュー表を翌日以降は使えないということだ。



 この店、その日によって(重複するメニューはあるだろうが)、メニューを変えているのである。
 毎日メニューを設定し、印刷しているところは非常に感心。
なかなかそこまでできる店もないと思う。店側の経営努力を感じる。


 さて、私が頼んだのが……土日祝日の限定ランチがせっかくあったので……。
 
私は『土日・祝日限定PienoLunch』を頼んだ。パスタは「サーモンのクリームソース」を選択。メインは「つくば美豚ロースのグリル」を頼んだ。また、ドルチェをそこに追加して1980円。
 
彼女は、『パスタランチ』でパスタは「ブロッコリーと生ハムのゴルゴンゾーラソース」(1200円)を注文した。サラダとスープのうち、「サラダ」を選択。
 さらに、
『ランチドリンク』から私は「カプチーノ」(450円)を頼んだ。


 ちなみに、ウェイトレスが持って来てくれた水は、ほのかにレモンの香りがついていた。さらに、出されたコップも彩色グラスでほのかな色味が良い雰囲気を出している。


 さて、まず私の頼んだランチの前菜「スモークサーモンのマリネ」がやってきた。
 
バルサミコ酢が良く合い、塩気も充分に効いている。ケッパーがさらにアクセント。お酒が欲しくなってしまうような前菜だった。透明なガラス皿も、清涼感を加えてくれていて良い。


 私のパスタ「サーモンのクリームソース」は、深皿に出されているので見た目以上の量である。
 甘みのあるソースが、非常に歯ごたえのあるアルデンテのパスタによく合っている。

 
彼女にはこの間に、「サラダ」、そして自家製の「クミンシードのフォカチャ」(スパイシーな風味があり、もちもちしっとりしたものだった。これは、私のランチにもついている)が来ていた。
 彼女のパスタも程なく出てきた。
 このタイミングで、ウェイトレスがちゃんと気をきかせて、取り分け用の皿を持って来てくれた。
 パスタが2種類だから、2人にそれぞれ2皿ずつ。



 彼女が頼んだ「ブロッコリーと生ハムのゴルゴンゾーラソース」……これは絶品だった!
 私もこちらを注文したかった。
 
こちらも非常に歯ごたえの良いアルデンテ。この店のパスタはアルデンテである。
 このように歯ごたえの良いパスタを食べたのは、2年ぶりくらいかもしれない(最近食べていたパスタはモチモチ系のパスタが多かった)。
 
このゴルゴンゾーラ……香りが素晴らしい。そして濃厚な味わい! ハムの塩気も良いアクセントであり、本当に美味しい。この1年ぐらいで食べたパスタの中では多分、一番美味しい。これはオススメ!
 ……といっても、メニューが次々に日替わりしているので同じメニューがいつめぐり合えるかはわからないが……(現に、1週間後にはこのメニューはなかった)。



 さて、私のランチにはさらにメインがついてくる。
 この
メイン「つくば美豚ロースのグリル」。地元の豚を使ったグリルであるが……このロースも良い歯ごたえ。甘めのソースに、さらに豚の脂独特の甘みが美味しい。また彩りも良く、最初は豚肉なのか疑ってしまうくらいであった。


 さて、食後に私はドルチェを頼んだ。
 なお、ドルチェは仕込み中だとない日もあるため、無ければ泣くしかない(笑)。
 現に、この1週間後は仕込み中のため無かった。
 
泣くしかないとまで言ったのは、この日食べたドルチェが非常に美味しかったからである。
 
この日のドルチェは「クリームブリュレ」(バニラジェラート付)である。
 これを、ランチにたった100円上乗せするだけで食べられるのは幸せだ。
 それぐらいに良いできばえだった。

 外観も非常にまとまりがあり、アイスが色合いにアクセントを加えている。
 
ブリュレの濃厚な味わいを、アイスの爽やかさがほどよく中和し、まさに秀逸!


 目立たない場所にある上、駐車場スペースがほとんどない。
 ただ、ここには以前から有名店が入るというジンクスがあり、場所の認知度は高いためか、裏路地の寂しさとは裏腹に、多くのお客が訪れているようだった。



 土浦駅から徒歩でこれる圏内(西口から歩いて約10分)であり、隠れ家的なこの店で、家族団らん、デート、知人とのワインを飲みながらの談笑……幅広く使える店である。
 レトロ調のぬくもりと、確かな品質の料理が場を盛り上げること間違いなし。オススメである。


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<アクセス方法>

地図を作成したので参考に。

<土浦駅から来る場合>
1、土浦駅前のメイン通り(国道125号)を西(亀城公園方面)へ約600メートル
2、右手に「関東銀行」、左手に「裁判所と書かれた看板」がある、五差路に出る。
3、「関東銀行」の方向に曲がっていただく(細い一方通行の道である)。
方角的には、もと来た土浦駅方面にやや戻ることになる。
4、
裏路地に入ると左手に「関東銀行駐車場入り口」がある。
その真向かいが「ピエーノ」
である。
店の脇に駐車場はあるが、少数台である。


<つくば市など、西方面から>
1、土浦市の「亀城公園」前の通り(国道125号)へ来る
2、
「関東銀行」を左手にのぞむ、五差路に出る。
そこは右手に曲がると、知名度のある「ドイツ料理レストランエルベ」のある道である。
3、
関東銀行に沿う形で、メインの一本裏の道へ入る。
10メートルも進めば左手に「ピエーノ」がある。