外観画像撮影忘れました(汗)

素敵な店で浮かれ過ぎて……

また行く機会があれば!
(店名)キュイジーヌ・フランセーズ・ヤマグチ(フランス料理山口)

(ジャンル)フランス料理

(住所)茨城県つくば市花畑1−13−4 メゾン・ド・トランセンド1F

地図<ヤマグチ>     画像<ヤマグチ>
<営業時間>
【ランチ】
12:00PM〜
2:00PM

【ディナー】
6:00PM〜
10:00PM



定休日
月曜



席数
10席程度




駐車場
3〜4台?


初回調査記事<2010年2/7>
(特色)確かな腕と食材・接客が活きる! 料理教室も行う料理研究家の店!
<オススメ目安表=最良☆5つ ☆3つは標準的 最低☆1つ>
店の雰囲気 ☆☆☆☆☆ カップル・夫婦で来店 ☆☆☆☆☆
女性のみで来店 ☆☆☆☆☆ 子供連れで来店
男性のみで来店 ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
値段 ☆☆☆☆ 入店の気楽さ ☆☆☆
バリアフリー状況 ※全店バリアフリー


<日記風味調査記事>



 この日、つくば市に住む先輩と、私、彼女の3人でランチをしてきた。
 先輩が紹介してくれたお店が、
『キュイジーヌ・フランセーズ・ヤマグチ』(フランス料理山口)である。
 
つくば学園都市の北側地域、花畑一丁目にあるフランス料理店だ。
 元々は、利根町で店を開いていたが、その後つくば市内へ移ってきた。



 店自体は「学園東大通」から見えるものの、大通りから直接入る事は出来ない。
 
土浦・荒川沖方面からアクセスしてきて、「学園東大通」を北上してくるケースでは以下のアクセス方法となる。
 まず、
「学園東大通」を北上し、「花畑1丁目」交差点(※コーナーに「そば坊」があるので分かりやすい)を左折する。左折してすぐ、右手に入れる道があるので、右折する事。右折後、約50メートル先の右手側テナントの1Fにフランス国旗が見える店が『ヤマグチ』だ。
 なお、
下妻市などからアクセスする場合は、「学園東大通」を南下してくるケースとなる。このケースでは以下のアクセス方法となる。
 まず、国道125号のT字路「田中」をつくば市内方向へ折れて、国道408号に入る。
 
国道408号を南下し、「西大通入口」交差点まで来たら、そのまま直進をして「学園東大通」へ入る。
 
「西大通入口」交差点を含めて4つ目の信号(※コーナーに「サンクス」がある)を右折する。右折後、すぐに左折できる道があるので、それを左折。左折後、約100メートル先の左手側テナント1Fに『ヤマグチ』がある。


 このお店は知る人ぞ知る有名なお店で、私も前から知っていた。
 
まず、プロの料理研究家が開いている店である事。
 レベルに応じて、主婦からプロまで通える料理教室を開催している事。

 個人の店で色々やっている事を知ってはいたので、随分前から食べに行きたいと思っていた店だった。
 それがたまたま、この日先輩が案内してくれた店だったというのも、面白い縁である。



 店の外観は、お洒落な感じのテナントビル。店に付いたのは昼の12時を回った頃。
 店に車を付けると、ママさんが出迎えてくれた。



 店に入ると、通路を通って正面にレジ。その右手側に窓から陽光差し込む待合席。
 しかもその待合席が……店の半分程度のスペースを使った広々としたものだった。

 なんと、ソファーが10人以上座れる程度設置してあった。
 
左手側にテーブル席10席程度のホールがあり、こちらが食事をするスペース。
 
待合席の方が、食事席よりも数が多い……つまり、大人数を相手にするようには造られていない。
 ただ、少人数のお客をしっかりもてなそうというコンセプトが伝わって来る。



 明るく気さくな感じのママさんが案内してくれたため、結構ゴージャスな感じのするお店なのに、気楽にいることができた。


 コンクリート打ち放しのホールには窓が無いため、陽光は差し込まないものの、照明の効き方がお洒落で、これはこれで茨城にはなかなか無い雰囲気。
 私はホールに飾ってあった絵が……かつてのモナコグランプリ(英国の無冠の帝王スターリング・モスがモナコで走っている)であったため、思わず熱く語っていたら(私はF1が好きなので)、店のママさんが話題に入ってきてくれた。どうやら親しくしているご友人がくれたものとのことだ。



 テーブルは赤と白のチェック柄のクロスと、その下に紺色のクロスが重ねがけしてあり、椅子は清潔感のある白。ホールはコンクリートの色が基調なので、その中でアクセントを加えていた。


 10人入れるか入れないかという小さなホールのため、少しの人数で満席になってしまう。
 なお、
私達は全てのコースが出てきて食べ終わるまでに1時間半近くかかっているので、ゆっくり食事をしたい人にお勧め。
 年齢層はうまく判別できないが(店に入れるお客総数自体が少ないので)、私達以外に来たお客は男女ともに40〜50代程度だったと思う。



 ママさんが持ってきてくれたメニューは日替わりランチコースの2種類のコースのほか、セットメニューが記されていた。
 ちなみに店の入口の黒板にはレディースランチの情報も記されていた。ちなみに、限定5食。



▼日替わりランチメニュー
▼コース(2100〜3150円)
【2100円コース】
前菜:スパニッシュオムレツ
スープ:西洋ネギととりひき肉のスープ
メイン:つくば産味麗豚のグリル
デザート:盛り合わせ
飲み物:コーヒー or ハーブティー

【3150円コース】
前菜:スパニッシュオムレツ
スープ:西洋ネギととりひき肉のスープ
お魚:タラのソテー
お肉:イノシシのグリル
デザート:盛り合わせ
飲み物:コーヒー or ハーブティー
▼レディースランチ(1000円)
※プレートメニュー、限定5食だった。
※2/7は以下のメニューのプレートだった
「サラダ」「ポテトサラダ」「ロールキャベツ」「スパニッシュオムレツ」「パン」「スープ」

上記に、コーヒー or ハーブティーと、デザート付
▼セットメニュー(840〜3000円)
『フレンチトースト』(840円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『エビカレーライス』(1000円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『スフレオムレツ』(1000円)
「ライス」「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『オムライス』(1000円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『とりもも肉グリル丼』(1000円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『つくば味麗豚丼』(1000円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『フォアグラ丼』(2100円)
「スープ」「サラダ」「ドリンク」付

『国産牛ロースステーキ』(3000円)
「ライス」「スープ」「サラダ」「ドリンク」付
▼ディナーメニュー(3150〜15750円)
【3150円コース】
「前菜」「スープ」「メイン」「デザート」「コーヒー」

【5250円コース】
「前菜」「スープ」「お魚料理」「お肉料理」「デザート」「コーヒー」

【10500円コース】
「冷前菜」「温前菜」「スープ」「お魚料理」「お口直し」「お肉料理」「デザート」「コーヒー」

【15750円コース】
「冷前菜」「温前菜」「スープ」「お魚料理」「お口直し」「お肉料理」「デザート」「コーヒー」
▼季節イベント
この時期がバレンタイン直前だったため、
店ではバレンタイン用のチョコレートを予約受付していた。

10個入りで1050円。1個105円からのバラ売りもするとのことだった。
なお、“ビター”“塩キャラメル”“フランボワーズ”“ラムレーズン”“大吟醸”の5種類
▼出張料理
【1〜8名】:コース料理可能

【9名以上】:パーティーメニューにて対応

※出張料込みで3万円〜。予算・内容・場所は要相談。
▼料理教室
参加費3000円〜(1回)

初級・中級・上級など料理レベルの設定も有り。
月1〜2回、現役のプロ料理人を招いた特別講習も有り。

※細かい内容は、後述するお店のホームページを参照のこと。


 ランチの予算は、840〜3150円。
 平均的には1000〜2000円だろうか。
ゴージャスな感じのお店だが、ランチは意外とリーズナブルな値段から揃えていた。
 
ディナーは、3150〜15750円の各コースメニュー。日本酒やブランデー、ウイスキーなども取りそろえているようだ。


 注文の際に、ママさんが「アレルギーの食材や、苦手な物はありますか?」と聞いてきてくれた。
 なお、このお店、バターを使用しない、油脂分をできるだけ使用しないなど、食べる側の健康も配慮しているお店である。
 
さらに、ナイフやフォーク以外にも、お箸が揃えられており、気軽に食事ができるのも嬉しい配慮だ。


 私が注文したのは【3150円のコース】メニュー。
 実は生まれて1度もイノシシを食べた事が無かったため、イノシシを食べてみたかったのだ。
 
彼女は『レディースランチ』(1000円)を注文。『レディースランチ』はプレートメニューであることを、注文の際にママさんが伝えてくれた。
 
先輩は【2100円コース】メニュー。
 私達はパンではなく、ライスを選択。飲み物は、コーヒーではなく、ハーブティーを選択した。



 まず最初に出てきたのは、コースメニューを頼んだ私と先輩の前菜から。
 
前菜は「スパニッシュオムレツ」。
 これがアツアツでジューシー、具材の味もしっかりしていて美味。



 さらにスープとして「西洋ネギととりひき肉のスープ」が運ばれてきた。
 このネギが甘くて美味で、口に入れるとするーっ溶けていく。



 この後、彼女の『レディースランチ』のプレートが出てきた。
 プレートには1000円とは思えないほど、色々な料理が並んでいた。

 「ポテトサラダ」は赤カブが混ぜられており、赤い色が新鮮。食感と若干の酸味が味を引き立てる。
 「ロールキャベツ」は、紫キャベツで牛肉が包まれており、色と質量が存在感を持っていた。
 他に、「グリーンサラダ」、「スパニッシュオムレツ」、「西洋ネギととりひき肉のスープ」、「自家製パン」が乗せられており、非常に豪華!!



 さて、その後すこし時間をおいてメインが出てきた。
 
私の頼んだコースはメインが2つある。魚と肉料理だ。
 まず、魚料理は「タラのソテー」。

 ママさんが、魚をおろすところからなので、時間がかかってしまい申し訳ありませんということを、食事が出てくる前から言っていた。
ちなみに、出てきた食事の1品1品について、使っている食材からソースまで丁寧に説明をしてくれる。
 説明以外にも、時間がかかっていることなどについても言ってきてくれるので、
接客が非常に丁寧な印象。


 この「タラのソテー」は、一番下に赤カブを混ぜ込んだポテトサラダが引いてあり、その上に白子のグリル、一番上にタラのソテーが鎮座していた。
 ソースは醤油ベースの和風なもの。
 タラの身が柔らかく、また甘みがある。白子はクセがなく幾らでも食べられそうな感じ。
 
見た目の味は濃そうに見えるのだが、味わいはマイルドで、すーっと身体に入っていく。


 先輩の頼んだコースのメインは「つくば産味麗豚のグリル」。
 新種のカリフラワーである「ロマネスク」という、薄い緑がかったカリフラワーが鮮やかに彩っていた。

 こちらも一番下に赤カブを混ぜ込んだポテトサラダが引いてあり、食事全体の彩りにも配慮した上に、栄養のバランスなども考えられている。
 こうした
全体のバランスを考慮した作り方は、さすがにプロの料理研究家だけあるなと思わされる。
 ソースはしょうゆと赤ワインをベースにしたもの。
 豚肉がジューシーで柔らかく、これまた美味しい。



 ちなみに、ライスはお替りが自由らしい。
 ママさんにお替りはいかがですかと言われたが、この時点でお腹が一杯になりつつあったので、遠慮する事にした。



 私のもう1つのメインである肉料理は、「イノシシのグリル」。
 私は上述したように、イノシシを食べるのが初めてであった。
 イノシシは伊豆で獲られた1才半の仔イノシシ。ちなみに、ママさんの話ではほとんどの部位が料理にできるらしく、脳みそも食べられるとのことだった。
 
肉を2カ月かけて熟成させたイノシシは、クセがまったく無い。噛み応えがあって、噛むほどにじゅわーっと肉汁が広がって来る。この肉汁が味わった事のないもので……牛でも豚でも鶏でも魚でもいずれにも属さない美味しさだ。


 さて、食後のデザート……このデザートまで含めて感激であった。
 『レディースランチ』には、透明でお洒落な模様を施したガラス皿に、生チョコレートが1つ。
 コースメニューには生チョコレートと栗の渋皮煮、そしてロールケーキの3品。

 そこへ、「ハーブティー」が運ばれてきた。


 さて……ここの「チョコレート」……これが信じられない。忘れられない。
 このお店でしか食べられないと思うくらいに美味。
このチョコレートを知ると、他のチョコは食べられないかもしれない。それぐらいに絶品!! 絶対、他店のチョコとこの店のチョコを比較してしまう。
 味がものすごく濃い。濃いのだけど、しつこくない。ビターなのに口当たりはマイルド。
 砂糖の甘さは無いのに、甘さが引き立っている……そして、チョコ独特のノドにはりつくような感覚がなく、口に入れて強いインパクトを与えたと思ったら……自然にすっと消えているのだ。これ、幾らでも食べられる。

 というのも、ここのチョコレートは他とは材料から違うのだ。
 
人工的なカカオバターが一切使われていない、100%カカオビーンズのチョコ。
 ベネズエラ産の最高品質のカカオビーンズから作られたチョコ……これだけでもこの店に来た価値がある。とにかくこのチョコには興奮が冷めなかった。



 「栗の渋皮煮」も、栗の自然な甘みが引き立っており、上品な甘さが。


 「ロールケーキ」は抹茶のロールケーキ。しかしこのケーキ……小麦粉を一切使用していない。
 タピオカの粉から作られたケーキなのだ。

 小麦粉で作られたものとは違う甘さを持っている。なにを言っても、そのモチモチした食感は、小麦粉では到底出す事は出来ない。



 ちなみに、店内設備の話を少し加えると、全店バリアフリー。
 トイレに至っては、ゆったり広めで車椅子のお客の事も考えてか、手すりまで設けられていた。

 トイレの手拭きも、紙ではなくタオル。しかも1回で1枚使っていくようになっていて、多数のタオルが畳んでカゴに入っていた。



 会計の際、レジの側にあったカゴの中に、店で使っている野菜を販売していたので、先輩が長ネギを購入して行った。


 最後は、オーナーシェフ自らが店の外まで送ってくれて、私達の車が出ていくまで見送ってくれた。


 久方ぶりにあらゆる点でパーフェクトと思った店だった。
 店はゴージャスに作ってあるのに、気楽に楽しめる接客を心掛けている。
話しかけると気さくに語ってくれるのも嬉しい。
 待合席がホールよりも広いぐらいのスペースを持っており、店全体がゆったりしたスペースに設定されていた。その分、お客は少人数しか入れないが、これが良い店を保つ事に成功しているのだと思う。



 思わず私自身、テンションが高くなって浮かれてしまい……店の外観画像やハーブティーの画像を撮影する事を忘れてくるほどだった。
 なお、写真撮影をしていたら、気楽にOKしてくれたのも嬉しい。というのも、写真を撮るのを嫌がる店もあるので、私も写真を撮るのは毎回結構ツライものがあるからなのだが。



 ぜひ、この“本物の味”を確かめてきていただきたい。
 絶賛、お勧めのお店である。



 お店のホームページもあるので参考に。
 メニュー、料理教室情報、アクセスマップの他、マスターのブログもある。
 『キュイジーヌ・フランセーズ・ヤマグチ
 URL:http://www.cf-yamaguchi.com/


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<アクセス方法>

地図を作成したので参考に。

<土浦市方面より>
1、土浦市内から『学園東大通』(県道55号)へとアクセスする。
2、『学園東大通』を北上して、左手側に『筑波大学』を通り過ぎていく。
3、
左手側に蕎麦屋「そば坊」がある、信号機付交差点「花畑1丁目」を左折する。
4、
左折して最初の右手に折れる道へ入っていく。
5、その道へ入り、
50メートルほど先の右手側にあるテナントビル1Fに『ヤマグチ』がある。

<下妻市方面より>
1、国道125号の「田中」T字路を、国道408号へと折れる。
2、ひたすら南下し、
信号機付交差点「西大通入口」で、直進し『学園東大通』(県道55号)へ入って南下
3、
「西大通入口」を含めて、4つ目の信号(※コーナーに「サンクス」)のある交差点を、右折する。
4、右折後
すぐの左に入れる道へ入っていく。
5、そのまま南下して、
100メートル程度先の左手側テナント1Fに『ヤマグチ』。