光一
「そんなこんなで、今日もオフレポをアップしました」鳴島
「地元大洗が舞台になった、
アニメ『ガールズ＆パンツァー』の聖地巡礼オフ会です」清香
「マスターは知らないアニメでしたが、
よみさんというマイミク仲間から教えてもらい、
一緒に巡礼してきたそうです」光一
「オフレポその１では…………」鳴島
「マスターが『ガルパン』という略称から、
『女子高生がパンツ一枚で…………
あられもない事をさせられるアニメ』
と勝手に妄想していた話をしました」光一
「妄想って…………」清香
「よみさんが関西から来たので、
茨城空港まで迎えに行って、
水戸市内の『クックファン』で昼食にしたのも、
前回の話でしたね」鳴島
「今日は実際に大洗を回った話ですねぇ。
大洗、半年ちょっとぶりに行ったんですよねぇ」光一
「正確には１年近く経っているかも。
昨年の春に行ったのが最後だから。
あの時にはアニメの気配も無かったと思ったが」清香
「大洗…………マスターの車で回ったのは、
『アクアワールド大洗』
『大洗マリンタワー』
『大洗まいわい市場』
『大洗リゾートアウトレット』
『肴屋本店』の５か所ですね」光一
「マリンタワーでは美少女キャラ達のパネルと、
記念撮影をしてきた♪」鳴島
「……………………」光一
「何かね？」鳴島
「いいえ、別にぃ〜」光一
「『まいわい市場』では、
『餡香やき』を食べてきた♪
モチーフもアニメに出て来るキャラらしいね。
しかも、我々運が良かった事に…………」鳴島
「何かあったんですかぁ？」光一
「最初、『餡香やき』の売り場に気がつかなくて……
外に出て気が付いて引き返したら、
もう販売終わった後でね、着いたの遅かったから」鳴島
「あ〜…………」光一
「そうしたら売り場の人が、
見本品として余っていた最後の２個を……
なんと、くれた。まさか売り物をいただけるとは」清香
「基本的には無い事でしょうけど、
せっかく遠くから来た人に……って事ですかね？」光一
「売り場の中年のおばちゃんさえも、
『ガルパン』という単語を自然に使ってた。
なんというか、アニメ聖地巡礼って初めてだけど、
商品戦略ゴリ押しって感じじゃなくて、
地元の人が温かく見守っている感じの雰囲気だね」鳴島
「茨城県大好きなマスターとしてはぁ、
喜ばしいことなんじゃないですかぁ」光一
「まあ、このアニメのおかげで…………
『クックファン』や『まいわい市場』でノート見たら、
北海道や沖縄から来ている人もいるみたいだし、
中には３回、４回って来ている人もいるみたいで」清香
「アニメの原動力ってスゴイですね」光一
「確かに……アニメ好きな人の行動力ってスゴイと思う」鳴島
「よみさんは『肴屋本店』に宿泊予定だったので、
晩御飯は宿屋で一緒に食べられたんですよねぇ」光一
「うん。私の分の晩御飯も用意してもらった。
アンコウ鍋。久々に食べたなあ」清香
「『肴屋本店』って宿屋も、アニメに関係してるんですか？」光一
「アニメで戦車が突っ込んだ宿屋みたい。
１Ｆロビーのテレビでアニメ流してたね」鳴島
「関西からわざわざ来てくれたよみさんと、
交流出来て良かったですねぇ」清香
「アニメ、ゲームとかの接点があると、
初対面って感じがしませんよね」光一
「そうだね。それだけで同類って感じだし、
親しくなるのに抵抗感がないよね。
ただ…………」鳴島
「ただ？」光一
「彼と……私は……違ってたよ（遠い目）」鳴島
「はあ？」清香
「何かあったんですかぁ？」光一
「フランス人やヨルダン人と…………
簡単に親しくなれる彼の国際性」鳴島
「あー、マスターって人見知りで、
国際性どころか人間性に問題ありますしねぇ」光一
「えっ！？
私、人間性にも問題あるの！？」鳴島
「で、それがどうしたんですかぁ？」光一
「いや、私の人間性の話は？」鳴島
「はい？」光一
「くっ…………まあ、いいや。
国際性の話はともかくとして…………
彼、慶応大にいたらしい」鳴島
「おおー、なんと！」光一
「しかも、独り暮らしに飽きたという理由で、
京都大学に転入したらしい」鳴島
「うわぁ……マスターから見たら、
天上人ですねぇ」光一
「なあっ！？」清香
「なおかつ、研究機関の職員だったらしいですね」鳴島
「そこまで来るとぉ、
マスターとの圧倒的な戦力差は否めないですねぇ」光一
「せ、戦力差言うな！！」
