光一
「『すまいる すらいむ』管理人、清水ももこさんよりいただきもの♪
綾香君の働いている姿ですね」鳴島
「いらっしゃいませー。お席に案内させていただきますぅ。
じゃなくて、イラストありがとうございますぅ♪」光一
「ちゃんと仕事している姿を描いてもらったのは
これが初めてな気がするねえ……
これで君が描かれたのは２８枚目になるけど。
君、普段仕事なんてちゃんとしてないのにね」鳴島
「仕事してますよぉ！！」光一
「２８枚目の君のいただきもので、
ようやく仕事姿だよ？
普段働いていないと思われているんじゃないの？」鳴島
「そんなことないもん！！
ちゃんと働いているもん！！」光一
「しかも、添付メールは２４日……クリスマスイブに♪
クリスマスプレゼント、ありがとうございます！」鳴島
「クリスマス……ただの平日出勤苦しみます。
マスターに愛の手をありがとうございますぅ♪」光一
「人を寂しいみたいに言うな！！」鳴島
「へへーん、負け組負け組ー♪」光一
「単に仕事だったんだっての！！
この駄ウェイトレスが！！」鳴島
「駄ウェイトレスぅ！？」光一
「しかしこの感じ……昔好きで読んでいた
『ヨコハマ買い出し紀行』のアルファさんを
なんだか思い出す感じがするなー。
アルファさんもカフェやってるし……」鳴島
「それは、私がアルファさん並みに可愛いと！！」光一
「アルファさんと君みたいなガサツな女を一緒にするんじゃない！」鳴島
「ガサツ！？」光一
「君みたいな娘をそのように魅せる
ももこさんが素敵だという事だよ、まったく」鳴島
「私はガサツじゃないですぅ！！
発言を撤回して謝罪と賠償を要求しますぅー！」光一
「何で撤回しなくてはならんのかね！！
君なんてガサツそのものだろうが！！」鳴島
「むぎゅぅぅぅぅぅ！！」光一
「ほら、そうやってすぐブチ切れて……
そういうところが、まさにガサツというか……」鳴島
「むぎゃぁぁぁぁ！！」
