  
       
      光一「やっぱりって何!?」 
       
       
       
       
       
      毎日暑くて死にそうです、光一です。 
      今日から金曜日まで好きな人のいる那須塩原へ行ってきます。 
       
       
       
       
       
      さて、話はまた私の職場の事ですが、 
      先日の夏季課外中のことでした。 
       
       
       
       
       
      その日の仕事も終わり、帰ろうかなと思って、 
      荷物を手にとって立ち上がったところ、 
       
       
       
       
       
        
       
      T先生「私も何か資格を取ろうかと」 
       
      I先生「まあ、そういう勉強をするのは……」 
       
       
       
       
       
      T先生と、I先生がなにやら話をしている。 
      よくよく聞いていると、資格がどうのという話らしい。 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「T先生、何か資格でも取るんですか?」 
       
       
       
       
       
        
       
      T先生「ええ。生徒のニーズに応えたりするのに、 
       
          こちらも色々知っていたほうが良いかと思って」 
       
       
       
       
       
      T先生は、私と同じ非常勤講師。 
      非常に勤勉家で良い先生です。 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「光一先生も、資格の事考えては?」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「うーん、資格ですか?」 
       
       
       
       
       
      まあ、確かに今の時代。 
      どこかで役立つかもしれない資格を取得しても、 
      それはそれで身になるかもしれません。 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「ほら、光一先生の場合はさ、 
       
        すぐにでも教員免許取らなきゃね」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「そうですねえ…………」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「え!?」 
       
       
       
       
       
      今、聞き捨てならないこと言ったよ、この人! 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「学校で仕事しているのに、 
       
         教員免許持ってないんじゃねえ?」 
       
       
       
       
       
        
       
      T先生「あれ? 光一先生…… 
       
        やっぱり教員免許持ってないんですか?」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「やっぱりって何!? 
       
         ちゃんと免許持ってます!!」 
       
       
       
       
       
      持ってなかったら学校で教員なんてできません。 
      そんなの発覚したら新聞にデカデカと載ってしまいますよ。 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「じゃあ、これは明日持って来てもらわないと」 
       
       
       
       
       
        
       
      T先生「ですね。じゃないと信用できないですよ」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「それって………… 
       
         私が明日本当に教員免許持ってきたら、 
       
         『へー』で終わらせるつもりですよね、きっと?」 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「何を言ってるんですか、光一先生。 
       
         その一連の行為を行なって、 
       
         『ふーん、それで』の一言で片付けられる…… 
       
         それに意味があるんじゃないですか」 
       
       
       
       
       
        
       
      T先生「そうですよ。そうして先生をいじることに 
       
         意味があるんじゃないですか! 
       
         ちゃんと物語を完結させてください」 
       
       
       
       
       
      ちゃんと完結してくださいって………… 
      私が構成したストーリーじゃないのに、 
      何で私が責任持たないといかんのさ? 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「とりあえず、明日持って来てください。 
       
         私達はあえて無視をしますので、 
       
         職員室の他の先生に見せて回ってください! 
       
         光一先生の勇姿を期待していますよ」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「やですよ、そんなの!! 
       
         ただの放置プレイじゃないですか!」 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「ということは、光一先生は 
       
         教員免許状を持っていないと? 
       
         あー、問題ですよ」 
       
       
       
       
       
        
       
      光一「いや、持ってますよ!!」 
       
       
       
       
       
        
       
      I先生「では、勇姿を期待していますよ!」 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      なんでやねん!!!! 
       
       
       
       
       
      ▼無免許教員ではないですよ、私! 
      ▼今日の一言▼ 
      資格……是滲出外初備也(これそとににじみでてはじめてそなわるなり) 
       |