| 「日記ジャック中(5日目)=更新再開です♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ただいまー」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「マスター♪ 
             
            お帰りなさいませー」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「うおー!! 
             
            綾香君、会いたかったよー!!」 | 
          
          
             
             
             
             
             
            抱ッ!! 
             
             
             
             
             
             | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ふにゃっ!? 
             
            な、何をするんですかぁ!!」 | 
          
          
             
             
             
             
             
            ボグゥ!! 
             
             
             
             
             
             | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ぐぬぅぅぅ!! 
             
            な、殴ったね……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「い、いきなり抱きつくからですよぉ!!」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ふ………… 
             
            しかし、この痛みこそ、 
             
            そして触った胸の感触こそ、 
             
            私が生きて帰れた証♪ 
             
            むふふふふふふ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ま、マスター? 
             
            き、気持ち悪いですよぉ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ドイツ渡航のために、 
             
            半月もサイトを休んだが…… 
             
            こうして再開できるとはね♪」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そういえば、 
             
            強制送還 
             
            とかされませんでしたねぇ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ふ、まあな♪ 
             
            ヨーロッパの女性を 
             
            視姦するコツ…… 
             
            途中から備わったしね♪」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「わざわざドイツまで行って、 
             
            そんなことしてたんですかぁ……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「それも含めて良い経験だったぞ♪ 
             
            ドイツで日記とかたくさんつけたから、 
             
            5〜6月までにドイツ渡航に関する 
             
            新コンテンツも作る予定さ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「へぇ〜♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「すごい困ることばかりだったよ。 
             
            なんせ、初の個人旅行で、 
             
            かつ海外だからな」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「話す言葉も文化も違いますしねぇ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「それにだ。 
             
            ドイツはコンビニも自販機もない。 
             
            公衆トイレもないし、 
             
            あっても有料で大変だったよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「日本の生活に慣れてると 
             
            大変そうですねぇ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「でも、向こうに慣れてくると、 
             
            すっごい合理的だと思ったよ。 
             
            環境も過ごしやすかったし♪」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「へぇ〜♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ただ、 
             
            行った時期がイースターに重なって、 
             
            スーパーとかが休みで困ったけどね」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「イースター?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「復活祭。 
             
            キリスト教の祝日だよ。 
             
            銀行もスーパーも屋台も休み。 
             
            あれは最初気づかなくて大変だった」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そうですねぇ……」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「あとは、 
             
            3月の最後の日曜から 
             
            サマータイム 
             
            になって、時刻が変更になるの。 
             
            その日の夕方まで気づかなかった。 
             
            おかげで、周囲のリズムとずれてたね」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「なんか、色々大変ですねぇ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「うーん…… 
             
            日本食にも飢えるし、 
             
            日本語にも飢えてくる……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そりゃ、そうですよねぇ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「一番困ったのが、 
             
            『萌え』に飢えた……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ふにゃ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ヨーロッパの女性とかね、 
             
            確かに美人多いし、 
             
            なんつーか…… 
             
            すごいよ、すごかったよ!! 
             
            けどね……飢えるのよ……」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「はぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「なんというか…… 
             
            言葉じゃ伝えにくいけど、 
             
            萌え不足で泣きたくなったね」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「まったくぅ…… 
             
            ドイツに何しに行ったのやら」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「まあ、 
             
            親切なドイツ人に、 
             
            何度も助けられたけどね」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そうなんですかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「うん。 
             
            困ってると、結構助けてくれるよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「あ、そういえばマスター」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「なんだね?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ドイツで 
             
            何か買ってこなかったんですかぁ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ソーセージとかは、 
             
            検疫に引っかかるから 
             
            買ってこれなかった」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「別にソーセージじゃなくても 
             
            良いですよぉ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ああ、あった」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「何を買ってきたんですかぁ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「クシとツメ切り買ったよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「え?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いやー…… 
             
            向こうに着いてから気づいたんだけど、 
             
            クシとツメ切忘れてね、困ったんだよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「そんなのじゃなくてですね♪ 
             
            なんか、あるじゃないですかぁ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「なにが?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「免税店とか 
             
            色々あったんですよねぇ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ああ、あったねえ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ほらほらぁ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「なんだね、その手は?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「にゅふふふふふ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「あー、言っとくがね。 
             
            おみやげは何一つ買ってないよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……………………ん?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「荷物になるし、 
             
            お金かかるし、 
             
            免税手続き面倒くさいし」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「またまたぁ〜♪ 
             
            エイプリルフールは終わったんですよぉ」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「いや、何もないって。 
             
            私のカバン見てみなよ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「どれどれ………… 
             
            …………あれ?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「だから、無いって」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「あれ〜?」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「まあ、強いて言えば、 
             
            『私が無事に帰ってきた』 
             
            のがオミヤゲだね♪」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「……………………」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「綾香君?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「もう一度ドイツへ行って、 
             
            何か買ってきてください♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「綾香君? 
             
            目が笑ってないですよ?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「ゾーリンゲンの刃物 
             
            とかが良いかもですぅ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「あ、綾香君? 
             
            手に何を持ってるのかね?」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「何も持ってないですよぉ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「う、うそだ!! 
             
            今、手にナイフ持ってるの見えたぞ!」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「四の五の言わずに、 
             
            何か買ってくる……ですぅ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「む、無理」 | 
          
          
             
             
             
             
             
            サク!! 
             
             
             
             
             
            ……ドサッ…… 
             
             
             
             
             
             | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「もう…… 
             
            エイプリルフール過ぎったって 
             
            言ったじゃないですかぁ」 | 
          
          
              | 
            鳴島 
             
            「でも、 
             
            無事に帰ってこられて、 
             
            嬉しかったですけどねぇ♪」 | 
          
          
              | 
            光一 
             
            「ひ……人を…… 
             
            さ、刺しておいて…… 
             
            い、言う……台詞……か…… 
             
            ゴフ!!」 |