スケッチブック スケッチブック

作者:小箱とたん

ブレイドコミックス

マッグガーデン

現在5巻まで(+出張版)
(天然娘)
梶原空(1巻〜)
(漫才コンビ?)
田辺涼・氷室風(1巻〜)
(変な外人さん)
ケイト(2巻〜)
(無意味な創作やいたずら娘)
神谷朝霞(1巻〜)
(暴走しがちな先生)
春日野日和(1巻〜)
登場人物数がかなり多いので、紹介の大半を割愛。
書店で買って、実際に見てくださいな!
<追加情報:2007年10/3>
・とうとう4巻発売しました。長かった…………
・10月1日から、テレビ東京で放映中(※月曜深夜26時より)
<追加情報:2008年4/30>
・5巻発売! テレビ放送は終わってしまいましたが……独特な雰囲気のアニメでしたね♪

・ちなみに、見所は結構あるんですが……空さんの性格を現しているコマ?

 
 ↑友達が家に遊びに来て、出そうと思っているのが、「いりこ」か「かつおぶし」
  弟の青君が「おいおい」って感じになっています…………

 やっぱりも何もないと思います…………

 
 ↑そりゃあ……普通はポテチとかでしょう…………
  かつおぶしをお茶請けに出すって……見たこと無いです。


 直後の空さんの表情に注目。


 
 空「……………………」


 その上…………


 
 空「みんなに選んでもらおう」


 ポテチを100パーセント選ぶと思います。


 今日紹介するコミックは、コミックブレイドに掲載されている、小箱とたん先生の作品「スケッチブック」です。
 
4コママンガですが、出張版は通常のマンガも多数掲載されています。


 内容は、高校の美術部に通う生徒たちの話を中心にしたものです。個性的な部員達の、ドタバタを描いたり、時にはまったりしたり……そして時々ネコな話です(ネコ多数登場!)
 舞台となる都道府県は、方言を使う生徒の存在や会話から、福岡県のようです。



 今回も、一部の部員の紹介を通じて、作品の雰囲気だけでもお届けします。
 ……私の中ではヒットすると思って、2年くらい前から見ている作品なんですけど……周囲に認知度が低いですねえ。もっと、みんな買ってください!!



 誰に向いているマンガかと言えば、
 『ほんわりまったりと癒されたい!』
 『ゆったりペースのマンガが見たい!』
 『なんだか分からないけど、見ているうちに味が出るマンガを!』
 『自然や人との触れ合いを求めたい』
 そんな思いを持っている人には、強く勧めたい作品です。

 
自然界との触れ合いの描写が、非常に多いのも特徴です。
 何の変哲もないネタでも、何かが面白い。昔の自分の経験にも照らせるからでしょうか?





 まず、部員の1年生。梶原空(かじわら そら)の紹介から。
 彼女が美術部に入部するところから話が始まります。


 特徴として、全然しゃべらないところが挙げられます。かなりの寡黙……
 美術部自体、一言も入部するとは言ってないのに、春日野先生に無理矢理に近い形で入部させられていました。


 おまけに、かなりのドジ。そして天然。また、美術部員を髪型で認識していたりする等、対人記憶力も低い娘です。そして、かなりの勘違いをしたり……例えば……


 

 バス釣りをしていた、美術部OBの上野彩雲さんを見て……
 
バス釣りと聞いて浮かんだ空の光景は上記の通り。
 車のバスを吊り上げる人がドコにいるんだ……

 そんな空の想像を、同じ美術部員の
麻生夏海に見透かされています。


 

 上野さんが「ブラックバスは魚たい」と言ったら、
 
空の想像は……バスに目玉とひれがある、珍妙な生き物に変化していました。
 こんな娘です…………どこか可愛いけど。





 

 美術部員2年の漫才コンビ。通称「涼風コンビ」こと、
 
氷室風(ひむろ ふう)田辺涼(たなべ りょう)です。
 どちらも2年生。単行本末尾では、2人でナビをしています。


 涼「りんご」
 風「ごますり」


 と連呼し続ける彼女達、部長さんが「何をしているんだ?」と問いかければ……


 

 涼風「メビウスゲーム」

 須尭雨情「名前はともかく、やってることはしょーもないぞ」


 とにかく、不思議系なコンビ。
 何かあると、コントをやっています。





 また、美術部ですから創作活動をしているわけですが……
 その中で1人異彩を放っているのが……



 

 神谷朝霞「できた! ドライバー型ぬいぐるみ!」


 この娘は、神谷朝霞(かみや あさか、2年生)
 
何かを作るのがとにかく好きで、周囲にあるもので何かを作っては、無意味なことを繰り返している。
 また、いたずらもしょっちゅう…………



 

 神谷「車に乗せてドライバーと言い張る!」

 部長「それが一体なんなんだ…?」

 部長の須尭雨情に言われて答えたことには、『アートに実用性求めちゃ駄目ですよ』




 

 ケイト「ソーダ!!

     確かニッポンにコンナ時のためのコトワザが!!」


 この娘は2巻から登場する、カナダ出身の1年生、ケイト
 言葉は常にカタカナ交じり。
 
日本語に対するこだわりがあるのか、彼女が絡む4コマは日本語に関係するテーマが多い。
 このときも、遅刻をしそうで急いでいて……



 

 ケイト「急ガバ回レ」


 って、おいおい!!


 

 ケイト「こんなコトしてるバーイじゃアリマセーン!!

     ムダな時間を使ッテシマイマシタヨッ」


 急がば回れ……ケイト、意味違う……
 私も昔やったけど…………




 

 春日野「みんなー。やったよーっ。

     よーやくうちにも石膏像が届…」


 この人が春日野日和(かすがの ひより)。美術部顧問の先生です。
 
とにかく明るい。そして暴走しがち。誰よりも子供っぽいかもしれない……
 理屈や壊れやすいものが嫌い。だって…………



 

 ガシャーン!!


 盛大にすっころんで、見事に石膏像を破壊。
 だからかどうか、壊れやすいものが嫌い。



 また、別の機会にも…………


 

 ガシャーン!!


 落下して壊れる石膏像。転がるボール。
 驚く先生…………そう、この構図の意味は……



 

 春日野「こんなことなら、

     美術室でボール遊びなんてするんじゃなかった…」


 部長「そんなこと、もっと早く気付いて下さいよ」


 だから、理屈が嫌いなのか?




 こんな個性豊かな部員達が繰り広げる、美術室や学校、そして日常の生活を舞台にしたマンガです。
 ネコたちも多数登場し、それぞれに名前やらなにやらあって面白い。

 絵に若干のクセがあるので、苦手な人もいるかもしれませんが、中身は読みやすく楽しい学園4コマ。



 美術部ネタが多いので、美術の経験がないと少々分からない部分もありますが、まったりできます。
 
ほのぼのした感じのマンガを読んで癒されたい!
 そんな人には最高に向いているマンガでしょう。



 日常のめまぐるしさに疲れた大人に、私は非常に薦めたい作品です。
 とにかく買って読んでみてください。
 小箱とたん先生の才能、間違いなく確かなものです。



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